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FIFA、“汚職疑惑”のW杯誘致…調査報告書を全文公開。独紙のリークを受けて決断

text by 編集部 photo by Getty Images

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FIFA【写真:Getty Images】

 独紙『ビルト』が2022年カタールW杯に関する“汚職疑惑”を報じたのを受けて、国際サッカー連盟(FIFA)が独立調査官マイケル・ガルシア氏の報告書(通称:ガルシア・レポート)を全文公開した。27日に英メディア『BBC』が報じている。

 2010年12月にFIFAの本部で2018年と2022年のW杯開催地を決める投票が行われた。その結果、2022年W杯の開催地がカタールに決まり不正疑惑が浮上。ガルシア氏は2012年から調査を開始し、2014年に調査結果をまとめた資料を提出した。

 しかし、FIFAはガルシア・レポートの42ページ文だけを公表し、不正はないと結論づけている。その後、ガルシア氏は辞任した。全文公開されないまま月日が流れていたが、独紙が数日に分けて報告書をリークしていくと報じたため、FIFAは「独紙のリークによって、誤解を招く情報の流布を防ぐため」として、全文公開に踏み切ったようだ。報告書に関しては『FIFA.com』に掲載されている。

【了】

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