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中盤の補強難航のバルサ。新ターゲットは移籍金150億円のU20ブラジル代表MFか

text by 編集部 photo by Getty Images

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バルセロナが獲得に興味を示すボタフォゴ所属のMFマテウス・フェルナンデス【写真:Getty Images】

 今夏の移籍市場で中盤の補給を目指すバルセロナが、新たにブラジル1部のボタフォゴに所属するU20ブラジル代表MFマテウス・フェルナンデスの獲得を目指しているようだ。ブラジル紙ランセの報道を引用し、スペイン紙『アス』が伝えた。

 今夏中盤の選手の補強を目指し、パリ・サンジェルマン所属のMFマルコ・ヴェッラッティや中国の広州恒大所属のMFパウリーニョなど世界トップクラスの選手の獲得に乗り出していたバルセロナだが、現段階では交渉はあまり進展しておらず、前者に関しては移籍話が頓挫しかけている状態だ。

 そんな中白羽の矢が立ったのが現在19歳のU20ブラジル代表MFマテウス・フェルナンデスだ。身長183センチの同選手は、ボール奪取能力など守備面に強みを持つ一方でボールを扱う技術も申し分のない選手である。ボタフォゴ側はサッカー的な面、経済的な面の両方面で非常に大きな期待をマテウスに抱いているようだ。

 一方何カ月も前からこの若きブラジル人MFに目をつけていたバルセロナにとっては、この大きすぎる期待が裏目に出ている。同選手の移籍金はブラジル国内の移籍であれば8800万ユーロ(約114億円)、国外移籍の場合は1億1500万ユーロ(約150億円)に設定されているようで、膨大な額となっている。何としても中盤の補強に成功したいバルセロナだが、これほどの大金を19歳の選手の獲得に費やすことができるのだろうか。

【了】

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