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「Cロナは12試合出場停止になるべきだった」。元国際審判が処分に疑問

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウド
レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 元国際審判員のグラハム・ポール氏は、レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが主審を押した行為に対して厳罰が下されるべきだったと主張している。14日付の英紙『デイリー・メール』のコラムに記した。

 C・ロナウドは、現地時間13日に行われたスペイン・スーパーカップ1stレグのバルセロナ戦で2枚のイエローカードを受け退場となった。1枚目はゴール後にユニフォームを脱いだことによるもの、2枚目はシミュレーションの判定によるものだった。退場を不服としたC・ロナウドは、レッドカードを受けたあと審判を突き飛ばしてしまった。

 スペインの競技規則により、審判を押した行為に対しては「4試合から12試合」の出場停止処分が科されることが定められている。試合翌日に発表された処分は、その中で最も軽い「4試合」に、退場による1試合を加えた計5試合の出場停止処分だった。

 だが、2度のワールドカップなどで笛を吹いたポール氏はこの裁定に納得していない。「12試合という最も重い処分が下されなかったのは残念だ」と同氏は述べている。

「ロナウドは大勢のファンに称賛されており、それに伴う責任を理解しなければならない」「世界中の若手がロナウドを見て、真似ようとしている。彼ほどの高名な選手に対しては、良き模範になる必要があることが示されなければならない」とポール氏は厳罰を望んだ理由について説明している。

「2枚目のイエローカードに異議を唱えるよりも、マドリー首脳陣はロナウドに対し、シャツを脱いで警告を受けるのをやめるように言うべきだ。彼の肉体美は誰もが知っているが、毎週見せてもらう必要はない」とポール氏は述べ、1枚目のイエローカードに対しても苦言を呈している。

【了】

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