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マンUで活躍した元英代表主将が新たな挑戦。38歳でのボクシング転向を発表

text by 編集部 photo by Getty Images

リオ・ファーディナンド
元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドなどでCBとして活躍した元イングランド代表キャプテンのリオ・ファーディナンド氏は19日、プロボクサーとなることを目指して新たな挑戦を開始することを発表した。

 現在38歳のファーディナンド氏は、ユナイテッドで12年間にわたってプレーし、6度のプレミアリーグ優勝や2008年のチャンピオンズリーグ優勝などに貢献。2014年にQPRへ移籍したあと、翌年に現役を引退していた。

 だが引退から2年余りを経て、新たなスポーツでの挑戦をスタートさせる。自身のツイッターアカウントで発表を行うとともに、英紙『イブニング・スタンダード』がファーディナンド氏の独占インタビューを伝えた。

「2015年にサッカーを引退して以来、自分に最も足りないと感じていたのは競い合うことだ」と同氏はインタビューの中でボクシング転向の理由を語っている。「チームとしての勝負であれ、ストライカーとの1対1の勝負であれ同じことだ。それを他の何かで置き換えることはできなかった」

 元WBC世界スーパーミドル級王者であり、ロンドン五輪でチームGBのコーチも務めたリッチー・ウッドホール氏がトレーナーとしてファーディナンド氏を指導するとのこと。今後数週間トレーニングを積んだ上でライセンス取得を目指すという見通しが伝えられている。

「自分の意識と肉体に対する試練だ。世界チャンピオンになろうとしているわけではない。そんなに馬鹿ではない」とファーディナンド氏は語る。だがウッドホール氏は、「リオは間違いなくプロボクサーとして戦えると思う。高さやリーチは同じ階級のボクサーに対してアドバンテージになる。将来的にタイトルを獲れるポテンシャルがあるのは間違いない」とも話している。

【了】

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