120分間プレーしたセルヒオ・アグエロはマンチェスター・シティの勝利を決める最後のPKを“パネンカ”で決めた【写真:Getty Images】
開幕から絶好調でプレミアリーグ首位に立つマンチェスター・シティだが、現地時間24日に行われたカラバオ・カップ(イングランド・リーグ杯)4回戦でまさかの苦戦を強いられた。
主力の多くを温存し、ガブリエル・ジェズスとラヒーム・スターリング以外は普段出場機会の少ない選手たちで国内カップ戦に臨んだシティは、今季の公式戦では初めて90分間で無得点に終わった。スター軍団をPK戦にまでもつれる死闘に追い込んだのは2部のウォルバーハンプトンだった。
今季のシティはジョゼップ・グアルディオラ体制2年目を迎え、圧倒的な攻撃力で勝利を積み重ねてきた。プレミアリーグ開幕戦からの公式戦13試合で42得点を奪っており、1試合平均3.2得点という驚異的な数字を叩き出している。
もちろん無敗も続いており、引き分けすらプレミアリーグ第2節のエバートン戦(1-1)のみという、史上稀に見る好スタートを切っていた。ウォルバーハンプトンはそんな相手にひるまず向かっていき、シュート25本を浴びながら無失点で120分間耐え切った。
結局、PK戦で2人目と3人目が連続で外してしまったウォルバーハンプトンは、蹴った全員がしっかりと決めたシティに惜しくも敗れてしまった。しかし、ヌーノ・エスピリト・サント監督の下で着実に改革を進め、2部で現在首位を走る“ウルヴズ”はカラバオ・カップに爪痕を残した。
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