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「創造者になりたい」ルカク、自身への批判に反論。24歳は「完成品ではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

ロメル・ルカク
ロメル・ルカクは「僕は完成品ではない」と批判に反論【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクは、完璧なシーズンのスタートを切った。しかし、最近は公式戦6試合でゴールがなく、批判の的になっている。

 英『スカイスポーツ』の企画で、元フランス代表FWで同局で解説者を務めるティエリ・アンリ氏のインタビューを受けたルカクは、自身への批判が不当であると主張した。

「多くの人々が僕のことを完成品だと判断していると思う」と述べるルカクは、「僕はまだ24歳で、完成品だと断じることはできない」と語る。

「僕には大きな才能があることを知っている。多くのことができるし、右足でも左足でも頭でもゴールを決める。でも、僕は創造者になりたいんだ。もっと多くのアシストをしたい」

 昨季はエバートンでリーグ戦25得点を達成し、今季からユナイテッドに加入したルカクは、前線の柱として君臨してすでにリーグ戦10試合で7ゴール3アシストを記録している。チャンピオンズリーグでも3得点を挙げているが、本人はより多くのゴールを決め、アシストでもチームに貢献することを望んでいる。まさに攻撃の「創造者」だ。

「僕は完璧なステージにいる、完璧な年齢だ。勝者となり、キャリアの次のレベルに到達したい」

 年明けにはズラタン・イブラヒモビッチの復帰が迫り、ポジション争いは激しくなると見られる。「衰退するのではなく、頂点へストレートに達するよりも、改善を繰り返していくだけの時間がある」と語るルカクは、プレッシャーを跳ね除けてゴールを取り戻し、ユナイテッドにより多くのゴールをもたらす存在となれるだろうか。

【了】

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