現地時間10日にロンドンのウェンブリー・スタジアムでイングランド代表対ドイツ代表の親善試合が行われ0-0の引き分けに終わった。この試合で、イングランド代表デビューを飾った23歳のGKジョーダン・ピックフォードが強烈な印象を残している。

　ピックフォードは今夏の移籍市場でサンダー・ランドからエバートンに移籍し開幕戦から正守護神を務めている若手GK。ヨーロッパリーグではグループリーグ敗退を経験しプレミアリーグでは15位に沈むなどチームの調子は良くないが、そんな状況でも代表に招集された。

　FIFAランキング1位のドイツは、メスト・エジルやユリアン・ドラクスラー、ティモ・ヴェルナーなどを先発起用。試合中に2度ドイツに決定機が訪れたが、GKピックフォードが見事な反応でスーパーセーブ。ドイツの攻撃をシャットアウトし、シュート9本打たれながらも無失点におさえている。

　英メディア『BBC』は「ルベン・ロフタス＝チークとジョーダン・ピックフォードが特に印象的だった。後者に関してはドイツの攻撃を阻む重要な役割を果たしている」と評価した。イングランドは現地時間14日、今度はFIFAランキング2位のブラジル代表と対戦する予定だ。

【了】