フットボールチャンネル

14秒遅れで移籍破談のA・シウバ、暫定登録処置がスポーツ仲裁裁判所に認められず

text by 編集部 photo by Getty Images

アドリエン・シウバ
レスター・シティに移籍したアドリエン・シウバ【写真:Getty Images】

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)が、レスター・シティ移籍の手続きが移籍市場終了の期限に「14秒」間に合わなかったことからプレーが出来ない状態にあるポルトガル代表MFアドリエン・シウバの暫定登録処置の申請を却下した。16日に英メディア『ESPN FC』が報じている。

 同メディアによると、スポーツ仲裁裁判所が最終判断を下すまでの間、暫定的な登録を認めてもらうためA・シウバが10月3日に申請を提出していたという。しかし、その暫定登録処置の申請が却下されたとのこと。

 この問題は夏の移籍市場で起きた。チェルシーへ移籍したイングランド代表MFダニー・ドリンクウォーターの穴を埋めるため、レスターは移籍市場最終日の8月31日にA・シウバの獲得を試みた。期間中に取引が完了したのかどうかは不確定だったが、9月1日にレスターが同選手の獲得を発表している。

 しかし、実際には移籍手続きの完了が14秒間に合わず。8月31日深夜の期限に間に合わせるべく書類の準備を済ませ、FIFAの移籍システムにデータを送信したが、その到着は期限を14秒過ぎていたとのことだ。

 これを不服と感じたレスタはーFIFAに提訴。だが、FIFAは訴えを却下する最終判断を下し、A・シウバは来年1月までプレーできないことが決定していた。そのため、現在はスポーツ仲裁裁判所に対して提訴し最終判断を待っている状況にある。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top