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ピッチ上に大量の物が投げ込まれてキックオフ遅延も問題視されず。理由は…

text by 編集部 photo by Getty Images

シャルルロワ
試合が行われたシャルルロワのスタジアム【写真:Getty Images】

 先週末の現地時間1日に行われたベルギー1部リーグ、シャルルロワ対オーステンデの試合で、観客席から大量の物が投げ込まれたことでキックオフが遅延する事態となった。英紙『デイリー・メール』などが伝えいてる。

 サポーターが熱狂するあまり、観客席からペットボトルや発煙筒などをピッチ内に投げ込んで問題となるケースは多い。場合によっては、投げ込まれた物が選手や審判などに当たって負傷を引き起こすことさえある。

 だが、シャルルロワのホームスタジアムでゴール裏観客席から一斉に投げ込まれた物は、そういった“よくある光景”とは少々趣を異にするものだった。ピッチ上のゴールライン付近を埋め尽くすほどの大量のテディーベアやその他のぬいぐるみなどが投げ込まれたのだ。

 これは、サポーターから恵まれない子供たちへの“クリスマスプレゼント”だった。スタッフにより回収されたぬいぐるみは、市内の障がいを持つ子供たちなどにプレゼントされたとのことだ。

 シャルルロワのサポーターは昨年からこの試みを開始したという。北米のアイスホッケーで行われている「テディーベア・トス」という同様の伝統を参考としたようだ。

【了】

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