アーセナルのオリビエ・ジルー【写真:Getty Images】
アーセナルに所属するフランス代表FWオリビエ・ジルーが今冬にも同クラブを退団する可能性が浮上してきている。
仏紙『レキップ』でジルーは「今夏にオファーは来ていたが移籍をするという決断をしなかった。でもいつか、恐らく今冬には考えなければならないだろう」とアーセナル退団も視野に入れた発言をしている。
移籍を考える背景にはロシア・ワールドカップ(W杯)があるようで「W杯の事をほとんど毎日考えている。プレーしている時はW杯に出るためのアピールをしているよ」と半年後に迫ったビッグイベントに出場するために新天地を探す可能性を示唆している。
昨季はリーグ戦29試合に出場し12ゴールを挙げる活躍を見せたジルーだが、今季はフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットの加入もあり出番は減少している。16節を終了した時点で13試合に出場するも全てが途中出場である。
今夏には英紙『デイリー・ミラー』がマルセイユやボルシア・ドルトムントが30歳のジルー獲得を検討していたとの報道をしていた。本人も「もちろん正しい決断をすることは難しい。でも色々な可能性に目を向ける事もしなければならない」と語るように2012年からアーセナルでプレーし105ゴールを挙げている点取り屋がW杯を見据えて今冬に移籍をする可能性は全くないとは言い切れない。
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