長友佑都、両SBこなす堂々のプレー。「コンディションは良い」。定位置争いは熾烈に

2017年12月14日(Thu)15時00分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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タスクを与えられた長友。安定した守備でチームに貢献

 実際、ポジションは抑えていた。カンセロに攻めさせるため、前線のスペースを開けて潰さないようにする。もっとも攻撃の際にはフォローが必要とされる場面もあり、特に右サイドハーフのカンセロと左のヤン・カラモーが一時的にポジションを入れ替えてからは、パスを出した後で自らも前に出るシーンが増えた。後半に入ってからは、頻繁にオーバーラップも試みている。

 もっとも、スパレッティ監督からは自重を命じられた。

「最初は上がってたんですけど、結局相手が全員引いて、中途半端に僕らが上がったところをカウンター仕掛けるというのを狙ってたんでね」。

 サイドアタックは味方に任せ、あとは二枚のCBと同じ高さにステイする。81分にダウベルトとマウロ・イカルディが交代し、左サイドバックに回った後も、守備に専念するという役割は引き続き変わらなかった。

 そして長友は、相手のカウンターを未然に防ぐという仕事を黙々とこなしていた。現役時代はボローニャで中田英寿と中盤を組んでいたレオナルド・コルッチ監督率いるポルデノーネは、前線の1トップ2シャドーが自在にポジションを入れ替え、臨機応変にサイドにも張り出す。

 長友はそこにつき、相手がハーフウェーラインを超える前にプレス。カウンターが加速した際も、サイドに立ちはだかってコースを抑え、インターセプトを繰り返した。

 守備に関してはミスもほとんどなく、自分の守るところからはハプニングを起こさせなかった。格下相手では当然のところとはいえ、今シーズンに披露している安定感と集中力は引き続きキープといった様相だ。

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