プレミア18節で17勝1分、「凄ぇっ!」と表現するしかないマンC。圧巻の充実ぶり【粕谷秀樹のプレミア一刀両断】

2017年12月19日(Tue)10時39分配信

text by 粕谷秀樹 photo Getty Images
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チームに浸透している高い位置での即時奪回

 もちろん、昨シーズンも同様のプランを用いたが、選手たちの理解を得るまでには至らなかった。だからこそ、サイドバックの顔ぶれをガラリと入れ替えたのだろう。

 しかし、計算違いは少なからず生じていた。8節のクリスタルパレス戦で、メンディが左ひざの靭帯を損傷。戦線復帰は早くても来年4月といわれている。ダニーロはプレミアリーグのリズムにまだ馴染めていない。

 ウォーカーが早々にフィットし、ファビアン・デルフが左サイドバックとして意外にも機能したため、補強プランの狂いは最小限に抑えられているが、質量ともに疑問符がつく。

 ジョン・ストーンズとヴァンサン・コンパニの負傷で人材不足に陥ったセンターバックも含め、「来年1月は最終ラインを補強する」と、グアルディオラ監督も明言した。

 それでもシティが首位を快走している最大要因として、ボールロスト時の即時奪回が挙げられる。相手ボールになった際の動きが非常にスムースで、第一ディフェンダーがパスコースを消しながらボールホルダーに激しく寄せると、第二、第三のディフェンダーも呼応する。18節のトッテナム・ホットスパー戦を例に挙げるとすれば、19分に見せた連動は圧巻だった。

 ラヒム・スターリングが右コーナー付近にヤン・ヴェルトンゲンを追い込む。このプレスに合わせ、ケビン・デ・ブルイネがダニー・ローズに密着し、セルヒオ・アグエロはこぼれ球に対応できるポジションをとる。

 デ・ブルイネのプレーがファウルとなったものの、スパーズは成す術がなかった。また、4分後にはバイタルエリア付近で、デ・ブルイネ、フェルナンジーニョ、イルカイ・ギュンドアン、レロイ・ザネの4人が一気にムサ・デンベレに襲いかかるなど、高い位置での即時奪回はチームに浸透している。

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