レスター・シティのアドリエン・シウバ【写真:Getty Images】
レスター・シティは、昨夏の移籍市場で「14秒遅れ」のため獲得を逃したポルトガル代表MFアドリエン・シウバの加入をようやく正式に決定させることができた。
ポルトガルの名門スポルティングCPでプレーしていたA・シウバは、夏の移籍市場でレスターへの移籍が合意。だが、移籍市場最終日の8月31日に行われた手続きは、国際サッカー連盟(FIFA)の移籍システムへのデータ送信が期限に14秒間に合わなかった。
レスターはA・シウバの獲得完了が認められないことに納得せず、スポーツ仲裁裁判所(CAS)にも訴えたが、結局主張は認められず。再び移籍市場が開く1月までA・シウバの選手登録は認められないことになった。
公式戦に出場できず、レスターで4ヶ月間練習のみを行っていたA・シウバだが、1日に冬の移籍市場が開いたことでようやく加入が完了。同日に行われたプレミアリーグ第22節のハダースフィールド・タウン戦に交代出場してさっそくのデビューを飾った。
「とにかくポジティブな意識を保つことに集中しようとしていた。すごく不満ではあったけど、困難な時期はもう過去のものになった。良い状態でこの瞬間を迎えられるように必死に練習に取り組んでいたよ」とA・シウバはクラブ公式TVで試合後にコメントしている。
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