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「リバプールは要求額を大幅に引き下げた」。コウチーニョ獲得の裏話を副会長明かす

text by 編集部 photo by Getty Images

フィリッペ・コウチーニョ
バルセロナに加入したフィリッペ・コウチーニョ【写真:Getty Images】

 バルセロナがリバプールからブラジル代表MFフィリッペ・コウチーニョを獲得することができたのは、リバプールが移籍金の要求額を大きく引き下げたためだという。バルサのジョルディ・メストレ副会長が明かしたとして『ロイター通信』などが伝えた。

 コウチーニョはバルサへの移籍合意が現地時間6日に発表され、8日には正式サインと入団のお披露目が行われた。その移籍金は固定額1億2000万ユーロ、変動分4000万ユーロ、最大で合計1億6000万ユーロ(約218億円)に達すると報じられている。

 昨年夏にバルサからパリ・サンジェルマンへ移籍したFWネイマールに次いで、サッカー界の歴代2位となる金額だ。だが、もともとリバプールが要求していた金額はさらに高額だったという。

「クラブはコウチーニョとの契約をずっと望んでいた。昨年夏との違いは、大幅な金額のカットがあったことだ」とメストレ副会長。「リバプールが望んでいないため具体的な数字を言うつもりはないが、大幅なカットだった」と話している。

 バルサは昨夏の移籍市場でもコウチーニョの獲得に動いていたが、最終的に断念。アルベルト・ソレールSD(スポーツ・ディレクター)は、リバプールが「2億ユーロ(約269億円)を要求してきた」のが破談の理由だと話していた。だがリバプール側はこれを否定し、コウチーニョに値段をつけてはいないという姿勢を取っていた。

【了】

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