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チェルシー、セリエA得点王獲得間近。ローマから伊代表DFとともに加入へ

text by 編集部 photo by Getty Images

エディン・ゼコ
エディン・ゼコのプレミアリーグ復帰が実現に近づいている【写真:Getty Images】

 アルバロ・モラタと競い合えるストライカーを探すチェルシーは、アントニオ・コンテ監督の母国イタリアから新戦力の獲得を目指している。ターゲットは昨季セリエAで得点王に輝いたローマのFWエディン・ゼコだ。

 かつてマンチェスター・シティでも活躍したボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWは、今季もローマでリーグ戦20試合出場9ゴールとコンスタントに結果を残している。チェルシーでコンテ監督の信頼を失ったFWミヒ・バチュアイに近いフィジカルを前面に押し出すスタイルは31歳になっても不変だ。

 伊『カルチョメルカート.com』などによれば、ゼコの移籍金は3000万ユーロ(約40億円)+ボーナス500万ユーロ(約6億8000万円)とみられている。

 そしてもう1人、ゼコと同時にローマからチェルシーへの移籍に近づいているのが、ブラジル生まれのイタリア代表DFエメルソンである。同選手は今季のセリエAでわずか1試合の出場にとどまっているが、マルコス・アロンソ以外に左サイドバックあるいは左ウィングバックの専門家がいないチェルシーにとって待望の存在だという。

 エメルソンは昨季一気に評価を高めた23歳の若い左サイドバックで、昨年3月にイタリア国籍を取得。そして負傷によりデビューこそお預けになったものの、同年5月にイタリア代表から初招集を受けた。

 チェルシーはエメルソンの獲得に移籍金2000万ユーロ(約27億円)+ボーナス500万ユーロ(約6億8000万円)を支払う見込み。ゼコと2人合わせて5000万ユーロ(約67億円)+ボーナス1000万ユーロ(約13億6000万円)を費やして、後半戦の追い上げに向けて戦力補強を図る。

 バチュアイの放出が既定路線の中、2人の新戦力を迎えようとしているチェルシー。ゼコとエメルソンのプレミアリーグ行きは、早ければ現地時間22日中にも発表される可能性がある。

【了】

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