チェルシーに所属する21歳のブラジル人MFケネディは、今シーズン末までのレンタルでニューカッスルへ移籍することが決定した。23日に両クラブから発表が行われている。

　ケネディは2015年夏にブラジルのフルミネンセからチェルシーに加入。1年目はプレミアリーグで14試合に出場したが、その後は十分な出場機会を得られていない。今季はカップ戦で5試合に出場したのみで、ここまでリーグ戦の出場はなかった。

　昨年夏には、中国でのプレシーズンツアー中にSNSで中国を侮辱するような投稿をしたとして“強制送還”の措置を受けてしまった。シーズンに向けてのアピールの機会を失ってしまった形だ。

　ケネディを放出したことは、ローマに所属するブラジル出身のDFエメルソン・パルミエリの獲得が秒読み段階に入ったことを意味するかもしれない。チェルシーはケネディを放出する前に、同じポジションの代役を確保することを望んでいるとみられていた。

　エメルソンは同じくローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ゼコとともにチェルシーへ移籍することが濃厚視されている。2人合わせて移籍金5000万ポンド（約77億円）前後で合意したとも報じられている。

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