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獲得間近から一転。チェルシー、セリエA得点王の獲得が難航

text by 編集部 photo by Getty Images

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チェルシー移籍が停滞しているFWエディン・ゼコ【写真:Getty Images】

 チェルシーが、ローマに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ゼコの獲得に難航しているようだ。

 スペイン代表FWアルバロ・モラタの競争相手となり得るストライカーを探すべく、チェルシーは昨季のセリエA得点王であるゼコの獲得を目指ターゲットに。また、左サイドバックの補強には、同じくローマのイタリア代表DFエメルソンが標的となっており、同じクラブからセットで加入することが間近となっていた。

 しかし、英紙『テレグラフ』によると、ゼコの獲得交渉が停滞しているという。チェルシー側は、当初合意に達していた3000万ユーロ(約40億円)を上回る金額をローマから要求されたことで交渉を一度停滞させていた。また、30歳を超える同選手に対し高額な移籍金を払うことはチェルシーの厳格なポリシーに反することだと伝えられている。

 チェルシーは他にも、ストーク・シティの元イングランド代表FWピーター・クラウチやアーセナルのフランス代表FWオリヴィエ・ジルーを獲得候補としている。特に後者については、ドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク=オーバメヤンのアーセナル加入が決待った場合、チェルシーへと玉突きで期限付き移籍を果たす可能性が高いとされている。

 一時はクラブ間合意が済み、残すは個人合意のみとなっていたゼコのチェルシーへの移籍だが、これが頓挫することになれば他のクラブの移籍事情にも影響を及ぼすこととなるかもしれない。

【了】

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