MF森岡亮太を獲得したベルギーの名門アンデルレヒトは、1月の移籍市場で十分な補強ができなかったのかもしれない。ベルギー『Sporzaラジオ』のペーター・ヴァンデンベンプ氏が、アンデルレヒトの補強について語った。

　アンデルレヒトは森岡の獲得にクラブ史上最高額の移籍金を投じた。さらに、リバプールからMFラザル・マルコビッチをレンタルしている。

　同氏が疑問視しているのは後者だ。

「何年か前のマルコビッチは、みんなが知っている。まさにスーパーな才能で、2000万ポンド（約31億円）でリバプールへ移籍した。しかし、その後でうまくいかず、最後にプレーしたのは昨年の5月だ。試合勘のない選手と言える」

　アンデルレヒトは今冬の移籍市場で前線の補強を目指していた。しかし、ニューカッスルからのレンタルを狙っていたセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチはフラムにレンタルされており、ストライカーを強化できずに終わっている。現地メディアは、この失敗が大きかったとみているようだ。

　アンデルレヒトはこの冬、リーグ戦で8ゴールを決めていたMFソフィアン・アンニがスパルタク・モスクワへ移籍した。この代役として加入した森岡には、得点力も求められそうだ。

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