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プレミアで急増する“人種差別”。昨季に比べ38%増加…ルカクや韓国代表FWが被害に

text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ
プレミアリーグ【写真:Getty Images】

 人種差別や同性愛者嫌悪、その他の差別に関する問題がイングランドのサッカーリーグで急増しているようだ。7日に英メディア『BBC』が報じている。

 同メディアによると、昨年8月以降で合計111件報告されているとのこと。内訳はプレミアリーグで64件、チャンピオンシップ(英2部)で47件だという。昨季と比較して、プレミアリーグだけでも38%上昇したようだ。ソーシャルメディアが普及したことが大きな要因としている。

 昨年9月には、マンチェスター・ユナイテッドのファンが同クラブに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクに対して人種差別的なチャントを歌い問題となった。トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンも昨年11月、ウェスト・ハムのサポーターを名乗る男に「『猿の惑星』のコピーをくれ。DVDだよ、DVD」と声をかけられる事件が起きている。

 一般的に、海賊版のDVDを売っているという表現は、アジア人に向けた人種差別的な意味が込められたものだとされているのだ。イングランド3部以下やアマチュアリーグでも人種差別的行為が報告されており、イングランドのサッカーリーグ全体で急増している状況にある。

【了】

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