マリオ・バロテッリがついにイタリア代表に帰ってくるか。監督代行を務めるルイジ・ディ・ビアッジョの発言が注目を集めている。

　ディ・ビアッジョ監督代行は伊『メディアセット』に対し、「マリオはいい子だ」と語った。これがバロテッリの招集を示唆するものではないかと噂されている。

　今年5月に行われるアンドレア・ピルロ氏の引退試合に向けてコメントする中で、ディ・ビアッジョ監督代行は「ピルロは別の次元だが、現在のイタリアサッカーは多くの選手たちを失っている」とも述べた。若手の成長も感じているようだが、3月の代表戦では前体制で見逃されていた実力者たちの抜てきがあるかもしれない。

　その1人がバロテッリとなるのだろうか。同選手はトラブル続きの私生活やプレー面の低迷も重なって、2014年のブラジルワールドカップ以降はイタリア代表から遠ざかっている。代表通算33試合出場13ゴールと結果は残しているが、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ前監督はクラブで復調しても頑なにバロテッリの再招集に踏み切らなかった。

　今季はフランス1部のニースでリーグ戦19試合出場13ゴール、ヨーロッパリーグでも6試合出場6ゴールとエースの地位を確立しているバロテッリ。かつてイタリアの将来を背負うと期待された逸材の才能が本格開花を迎えようとしている今、果たして代表復帰は実現するのだろうか。

　なお、イタリア代表は3月23日にアルゼンチン代表と、同27日にイングランド代表との親善試合を予定している。

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