本田圭佑が握る攻撃のタクト。CKで驚異の4アシスト…ハリルJで起用するなら?

2018年03月06日(Tue)11時36分配信

text by 河治良幸 photo Getty Images
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日本代表復帰の可能性も。ハリルジャパンで望まれる起用法は?

 前節、日本代表の手倉森誠コーチが本田を視察に訪れ、代表復帰への思いを確認したという。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はメディアの関心が本田に向けられる傾向に対し、特別扱いしないことを強調しているが、毎試合チェックしていることも認めており、有力候補に入っていることは間違いないだろう。当然これまで担ってきた右サイドが基本ポジションとして想定されるが、中盤のインサイドハーフや[4-2-3-1]を採用した場合のトップ下というプランも十分に考えられる。

 やはりハリルホジッチ監督が目指すスタイルを考えると、本田が右サイドに入った場合はボールキープや右サイドバックの酒井宏樹を追い越させるプレーなどで頼りになるものの、縦の加速力はなかなか出せない。左サイドが乾貴士のようにボールを触りながらアクセントになるタイプとなれば、日本代表のスタイルを考えるとあまりバランスが良いとは言えない。

 本田をこれまで通り右で起用するなら、左は武藤嘉紀のようなゴール前に飛び出すプレーの優先順位が高いストライカータイプを起用する方がハリルジャパンのスタイルにハマるかもしれない。その意味ではポルトガルで好調の中島翔哉あるいは宇佐美貴史を抜擢する場合、本田との両翼が適しているかもしれないが、基本線として主力候補の乾や原口元気とどう組み合わせるかを考えると、世界仕様に適したバランスを再構築するタイミングでもある。

 ミラン時代はクラブでも右サイドハーフやウィングがメインになっていたが、パチューカでインサイドも含めた複数のポジションをこなしている本田。右サイドに入った場合もインサイドに流れるプレーが多く、基本的なプレーの志向が日本代表のそれと異なるのだ。一方でインサイドでのプレーはサイドよりもシンプルで、味方の選手をスピードアップさせるパスも出すなど、“ハリルジャパン”で求められるプレーと大きく違わない。

 右サイドでは浅野拓磨がクラブで出番を失っているが、伊東純也という新戦力が台頭してきている。一方で中盤は清武弘嗣が右腓腹筋筋損傷を負って離脱中であり、ドルトムントで好調を維持していた香川真司も足首の負傷で直近の試合は欠場。代表復帰に向けたアピールができていない状況だ。また移籍先のリーズからレンタル中のクルトゥラル・レオネッサでなかなかプレー機会が得られていない井手口陽介も招集の対象から外れる危機にある。

 攻撃的な中盤のポジションにも森岡亮太や怪我から復帰した柴崎岳といった有力候補はいるが、メンバー構成のバランスから考えても、本田が3月の欧州遠征で代表復帰を果たした場合、インサイドでの起用が現実味を帯びてきそうだ。

(文:河治良幸)

【了】

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