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「名前」のせいでレッドカード!? 元アーセナルのFWがあわや災難

text by 編集部 photo by Getty Images

サンチェス・ワット
アーセナル所属時のサンチェス・ワット【写真:Getty Images】

 イングランド下部リーグでプレーする選手が、主審に向けて「自分の名前を言った」だけでレッドカードを出されそうになるという珍事が起こった。英メディア『BBC』などが伝えている。

 イングランドの6部にあたるナショナル・リーグ・サウスの試合で、ヘメル・ヘンプステッド・タウンがイースト・サロック・ユナイテッドと対戦。ヘメルに所属する元アーセナルのFWサンチェス・ワットは、1ゴールを挙げて2-0の勝利に貢献した。

 この試合の中でワットは、ディーン・ハルム主審からイエローカードを提示される場面があった。ハルム主審は警告を受けた選手を記録するため、ワットに名前を尋ねたようだ。

 これに対して選手は「ワット」と返答。だが主審は、「What(何?)」と口答えされたと受け取ったようで、抗議と判断してレッドカードを提示した。

 主審はその後すぐに間違いに気づき、レッドカードを撤回した。試合後にもミスを認めて謝罪したとのことだ。「人為的なミスだった。最終的には、主審も含めて、全員が笑い話にできたと思う」とヘメルのデイブ・ボギンス会長はコメントしている。

 現在27歳のワットはアーセナルの下部組織で育ち、U-19など年代別のイングランド代表でもプレー。だがアーセナルのトップチームではカップ戦での3試合出場にとどまり、その後は下部リーグなどのクラブを渡り歩くキャリアを過ごしている。

【了】

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