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アーセナルDF、このまま出場せず引退希望? 「できればベンチやスタンドにいたい」

text by 編集部 photo by Getty Images

ペア・メルテザッカー
アーセナルのペア・メルテザッカー【写真:Getty Images】

 アーセナルの元ドイツ代表DFペア・メルテザッカーは、今後試合に出場することなく現役を引退することを望んでいるのかもしれない。プレーすることに対し、肉体面・精神面で過度のプレッシャーを感じていると独誌『シュピーゲル』に語った。

 現在33歳のメルテザッカーは、今季終了後にアーセナルのアカデミー(下部組織)監督に就任することが昨年夏に発表された。ラストシーズンとなる今季を戦い終えたあとスパイクを脱ぐことになる。

 昨季は負傷の影響で公式戦わずか2試合の出場にとどまったが、今季はここまで11試合に出場している。だが、本人はこれ以上に試合に出場することを望んでいないかのようだ。

「最後の1年を楽しむべきだ、できるだけ多くプレーするべきだと誰もが言う。だが、むしろベンチに座っていたい。スタンドに座る方がさらにいい。(引退する時には)30歳を過ぎて人生で初めて、自由だと感じることができるだろう」とメルテザッカーは語った。

 プロ選手としてのプレーについて、「フィジカル面でもメンタル面でも、重荷だと感じてしまう」とメルテザッカー。「ミスをすること、失点の原因になることをいつも恐れている。試合前にはいつも胃が痛くなり吐きそうになる」と、過度の重圧に耐えかねている様子を見せている。

 メルテザッカーが最後に試合に出場したのは今年1月7日、FAカップのノッティンガム・フォレスト戦。その後は何度かベンチ入りしながらもピッチには立っていない。引退までの残り期間に出場することはあるのだろうか。

【了】

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