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ポーランド、AT弾で“仮想日本”に劇的勝利。韓国は欧州遠征を連敗で終える

text by 編集部 photo by Getty Images

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韓国代表から先制点を奪ったFWロベルト・レバンドフスキ【写真:Getty Images】

 27日、韓国代表はアウェイでポーランド代表と国際親善試合を行った。

 韓国代表は、エースのFWソン・フンミンが前回の北アイルランド戦に続き先発メンバーに。対するポーランドは、ロシアW杯でも対戦する日本代表との可能試合に向けてFWロベルト・レバンドフスキなど主力選手がスタメンに名を連ねた。

 先制したのはポーランド代表だった。32分、ポーランドは左サイドからの素早い攻撃から中へクロス。中央で待っていたレバンドフスキが頭で合わせリードを奪った。

 さらに45分、ポーランドがリードを広げる。右サイドを崩したポーランドは。中央から右サイドへ抜けた選手へスルーパス。ボールを受けたカミル・グロシツキは、冷静にゴール左へボールを蹴り込み追加点を奪った。

 後半、韓国は反撃に出た。48分、左サイドのクロスに前線のイ・ジェンスがニアで合わせるもこれは相手ディフェンスに阻まれてしまった。55分には高い位置で相手からボールを奪うと、最後はソン・フンミンがミドルシュートを放つもボールはゴール上を超えていった。

 その後も3バックで安定したポゼッションを行おうとする相手に対して韓国代表は高い位置でのプレッシングを続けいくらかチャンスを作った。すると85分、韓国はペナルティエリア手前辺りでボールを受けたイ・チャンミンがミドルシュートを決め1点を返した。

 さらに88分、今度は左サイドを崩した韓国はそこからのクロスにファン・ヒチャンが合わせ同点に追いついた。

 しかし、このまま試合が終わると思われた92分、ホームのポーランドが試合を決めた。ペナルティエリア手前から放たれたジエリンスキのシュートはゴール左に吸い込まれ、試合を決定づけるゴールが決まった。

 最終的に試合は3-2でポーランドの勝利で終了。韓国代表は、先日行われた北アイルランド戦に続き欧州遠征で連敗を喫してしまった。
 
【得点者】

32分 1-0 ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド代表)
45分 2-0 カミル・グロシツキ(ポーランド代表)
86分 2-1 イ・チャンミン(韓国代表)
88分 2-2 ファン・ヒチャン(韓国代表)
92分 3-2 ピオトル・ジエリンスキ(ポーランド代表)

【了】

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