レアル・マドリーでプレーする33歳のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが62年前に樹立された記録を超えるかもしれない。現地時間23日に行われたエジプト戦で代表通算81得点目を記録したC・ロナウド。欧州の代表最多得点記録まで残り3ゴールに迫っている。

　アジアや南米、アフリカなどを除外した欧州のみで考えると、代表最多得点記録は元ハンガリー代表のフェレンツ・プスカシュ氏が持つ84得点だ。同氏はハンガリーの黄金時代とも呼べる1950年代頃にチームの中心選手として活躍していた。

　FIFAプスカシュ賞の名前も冠している。1956年10月14日のオーストリア戦で85試合目の出場を果たし、その試合で84得点目を決めて以降、62年間も欧州の代表最多得点記録は破られていない。

　しかし、今年はロシアワールドカップが6月に予定されており、その大会にポルトガルが出場するため、今年中にC・ロナウドが記録を更新する可能性は十分にありそうだ。場合によっては、本大会直前の5月29日に予定されているチュニジア戦で記録を塗り替えるかもしれない。英メディア『サッカー・ラドゥマ』が公開している「欧州の代表最多得点記録」は以下の通りだ。

【欧州の代表最多得点記録】

1位　フェレンツ・プスカシュ氏（85試合で84得点）
2位　C・ロナウド（148試合で81得点）
3位　シャーンドル・コチシュ氏（68試合で75得点）
4位　ミロスラフ・クローゼ氏（137試合で71得点）
5位　ゲルト・ミュラー氏（62試合で68得点）
5位　ロビー・キーン（146試合で68得点）
7位　ズラタン・イブラヒモビッチ（116試合で62得点）

【了】