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イタリアの24歳DF、給料に不満で転職…新たな職業は「ポルノ男優」

text by 編集部 photo by Getty Images

イタリア
イタリア国旗【写真:Getty Images】

 イタリア4部リーグのクラブでプレーしていた選手が、経済的困窮を理由に「ポルノ男優」としての新たな道を歩もうとしている。スイス『ル・タン』が先月27日付で伝えた。

 ダビデ・ヨヴィネッラという名の24歳のイタリア人DFは、2010年以来イタリアの4部リーグにあたるセリエDでプレーしていた。20歳だった2013年には3部リーグの複数クラブからも声がかかっていたという。

「レーガ・プロ(3部)の3クラブが僕に強く関心を示していた。3年契約を結ぶチャンスもあったが、代理人があまりにも高い手数料を要求したせいで実現しなかったんだ」とヨヴィネッラは振り返っている。

 4部リーグでプレーを続けたヨヴィネッラだが、得られる報酬は十分ではなく、別の道へ進むことを決意。新たに選んだ仕事とは「ポルノ男優」を演じるというものだった。

 ハンガリーのブダペストでポルノ男優育成のアカデミーに参加したヨヴィネッラは高い評価を受け、その分野で将来を有望視されているという。定期的にブダペストを訪れることができるように4部リーグのクラブを離れてカテゴリーを下げ、6部のクラブへ移籍。「ハンガリーでクラブを見つけられれば理想的だけどね」と話している。

 選手が経済的理由もあって他の仕事を選ぶというのは、イタリアのサッカー界にとっては軽視できない状況かもしれない。「ワールドカップ予選の歴史的敗退は氷山の一角でしかない。特にピラミッド下部には様々な問題を抱えている」と『ル・タン』はヨヴィネッラの例が示すイタリアサッカーの問題点を指摘している。

【了】

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