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ジダン、改めてバルサへの“花道”を拒否。「クラブW杯後に彼らは作らなかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジネディーヌ・ジダン
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、宿敵バルセロナとの試合で「花道」を作ってバルサのリーガエスパニョーラ優勝を祝うことを改めて拒否した。5日の会見でのコメントをスペイン紙『マルカ』などが伝えている。

 バルサは先週末、リーガ第35節のデポルティボ戦に勝利を収めた時点で今季のリーグ優勝を決めた。現地時間6日に行われるマドリーとの「エル・クラシコ」は王者として迎えることになる。

 バルサが優勝を決めたことで、選手入場時にマドリーの選手たちが整列してバルサの選手たちに「花道」を作る可能性があるかどうかも注目されていた。だがジダン監督などマドリー側は、優勝決定以前から花道を作ることを拒否する姿勢を見せていた。

 その理由のひとつとされているのは、昨年12月にマドリーがクラブ・ワールドカップ優勝を飾った直後のクラシコで、バルサが花道を作ることを拒否したことだ。しかし、バルサはクラブ・ワールドカップに出場していなかったため状況が異なるとの意見もある。

 これに対しジダン監督は、試合前日の会見でも12月の例を引き合いに出して「(花道を)作らなかったのは彼らの方だ」と主張。「バルサは大会(クラブ・ワールドカップ)にいなかったと言う者もいるが、それは嘘だ。クラブ・ワールドカップに出場するためにはチャンピオンズリーグで優勝しなければならない」と、今回のリーガの場合と状況は同じだという考えを述べている。

「バルサのことは祝福するし、リスペクトを持っている。だがそれは私の問題であり、クラブのことではない。過去のことを蒸し返すつもりはないが、彼らの方がやらなかったことをやるつもりもない」と、マドリー指揮官は改めて花道を作らないことを明言した。

【了】

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