アスレティック・ビルバオのケパ・アリサバラガ【写真:Getty Images】
アスレティック・ビルバオに所属していたスペイン代表DFケパ・アリサバラガの契約解除金に設定されていた8000万ユーロ(約103億円)の支払いが行われた。これにより、チェルシーへの移籍が事実上確実となったことになる。
スペイン紙『マルカ』『アス』などが伝えるところによれば、現地時間8日朝に弁護士を通してケパの契約解除金の支払いが完了されたとのことだ。ケパ自身は同日午後にチェルシー移籍に向けてロンドンへ向かうことが見込まれている。
これにより、ケパは「史上最高額のGK」となる。この夏の移籍市場ではリバプールがローマから獲得したブラジル人GKアリソンがGKの移籍金の史上最高額を更新したが、ケパの契約解除金として支払われた金額はそれを上回る。
現在23歳のケパはビルバオの下部組織からトップチームにデビュー。2部クラブへのレンタルを経て、過去2年間はビルバオでレギュラーとして活躍していた。昨年11月にはスペイン代表にデビューし、ロシアワールドカップのメンバー23人にも選出された。
ケパの加入により、チェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワはレアル・マドリーへの移籍が濃厚になったとみられる。『スカイ・スポーツ』によれば、チェルシーの練習をここ2日間欠席していたクルトワは現在ベルギーに帰国しており、木曜日にはマドリードへ向かう見通しだという。
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