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ICC“優勝”はスパーズとインテルに絞られる。バルサは18チーム中最下位の危機

text by 編集部 photo by Getty Images

トッテナム
直接対決はバルセロナがトッテナムにPK戦勝利だったが…【写真:Getty Images】

 アメリカや欧州、シンガポールなど各国で試合が行われてきたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)は、1試合を残して全日程が終了した。“優勝争い”は2チームに絞られている。

 欧州の有力クラブの多くが参加するプレシーズントーナメントとして、夏の恒例行事となったICC。各クラブにとってはシーズン開幕に向けたテストや調整が最大の目的であり、結果はさほど重視されていないと言えるが、この大会でも試合結果による順位や優勝チームの決定は行われている。

 昨年までは北米ラウンド、中国ラウンドなど各開催地ごとに順位決定が行われていた。だが今年の大会では参加する全18チームをひとつの順位表にまとめる形で順位が決定されている。もちろん総当たりではないため対戦相手に偏りはあるが、試合数は全チームが3試合で同じ。勝利に3ポイント、PK戦勝利に2ポイント、PK戦負けに1ポイントを与える形で順位決定が行われる。

 11日に行われるアトレティコ・マドリー対インテルの1試合のみを残した時点で、最も好成績を残しているのは勝ち点7、得失点差プラス4のトッテナム。バルセロナにはPK戦で敗れたが、ローマとミランに90分間で勝利を収めた。

 ボルシア・ドルトムントも勝ち点7を獲得しているが、得失点差で2位。アーセナル、リバプール、レアル・マドリーが勝ち点6で続いている。

 トッテナムを逆転して優勝できる可能性があるのはインテルのみ。2試合で勝ち点4、得失点差プラス1という成績であり、トッテナムを上回るためにはアトレティコに3点差で勝利することが必要となる。

 一方、現時点で最下位は勝ち点2のバルサ。トッテナムにPK戦で勝利したが、ローマとミランに90分間で敗れた。同じく勝ち点2のアトレティコがインテルに2点差以上で敗れない限り、バルサは18チーム中最下位で大会を終えることになる。

【了】

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