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今季の主役は俺だ! アセンシオが放ち続ける輝き。驚異の22歳が、レアルを更なる高みへ

現地時間22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第5節、レアル・マドリー対エスパニョールの一戦は、1-0でホームチームが勝利した。この試合で決勝ゴールを挙げたのは期待の22歳、マルコ・アセンシオである。ここまで目立った活躍がなかったようにも思える同選手だが、実は陰ながら、3トップの中でも輝きを放ち続けていた。(文:小澤祐作)

text by 小澤祐作 photo by Getty Images

CLローマ戦からメンバーを5人変更

エスパニョール
90分間集中を切らさなかったエスパニョール。が、レアルには敵わず【写真:Getty Images】

 試合終了のホイッスルが鳴り響くと、エスパニョールの選手たちはサンティアゴ・ベルナベウのピッチに倒れ込んだ。リーグ4試合で2勝1分1敗。好調をキープしていた同クラブは90分間集中を切らさず、レアル・マドリーを苦しめた。が、やはり敵わなかった。逆に、ホームチームからすれば、難しい相手であったエスパニョールをクリーンシートで退けたことは大きかったはずだ。

 この日、レアルはチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第1節、対ローマ戦から先発メンバーを5人入れ替えた。GKには新加入のティボー・クルトワを起用。右SBはダニエル・カルバハルに代わってアルバロ・オドリオソラ、左SBはマルセロに代わってナチョ・フェルナンデスがスタメンに名を連ねた。さらに、チームのキーマンであるトニ・クロースをベンチ外にし、ダニ・セバージョスを起用。前線の3枚はマルコ・アセンシオ、イスコ、カリム・ベンゼマで形成され、好調のガレス・ベイルはベンチから戦況を見つめることになった。

 試合開始早々からボールを保持したのはやはりホームチームだった。4分には右サイドを駆け上がったオドリオソラのクロスからイスコがシュートを放つなど、立ち上がりからアウェイチームに対し圧力をかけ続けた。ボールを失った際にはセバージョスとカゼミロが一気にスピードを上げてプレスをかけ、エスパニョールのビルドアップを阻止するなど攻守においてレアルは、優位を保ったのである。

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