フットボールチャンネル

性的暴行疑惑のC・ロナウドをポルトガル首相が擁護。「推定無罪を理解すべき」

text by 編集部 photo by Getty Images

C・ロナウド
ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 ポルトガルのアントニオ・コスタ首相は、過去に婦女暴行事件を起こした疑いがあるとして騒がれているユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを擁護している。英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 C・ロナウドに対しては、2009年にラスベガスで米国人女性に性的暴行を加え、多額の示談金を支払って和解した疑いがかけられている。スポンサーがイメージ悪化を懸念する様子を見せるなど波紋が広がっている。

 国を代表する大物スターのスキャンダルについて、コスタ首相にもコメントが求められた。同首相は、現時点ではあくまで疑惑でしかないことを強調しつつ、C・ロナウドを信じる立場を取っている。

「推定無罪の原則を理解すべきだ。疑わしいだけでは誰かの罪を責めるには十分ではない」とコスタ首相。「我々にとって確かなのは、彼が並外れたプロフェッショナル、並外れたスポーツマン、並外れたサッカー選手ということだけだ。ポルトガルに名誉をもたらしてきた」と続けた。

 ポルトガル代表として歴代最多の得点を記録し、EURO初優勝にも大きく貢献したC・ロナウドだが、年内は代表の活動を休止することを決断したと報じられている。今回の性的暴行疑惑がその決断に影響したとみられている。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top