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ロシア代表2人が大暴れ。政府職員らに暴行で負傷させ逮捕。5年間投獄も?

text by 編集部 photo by Getty Images

アレクサンドル・ココリン、パベル・ママエフ
アレクサンドル・ココリンとパベル・ママエフ【写真:Getty Images】

 ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクに所属するFWアレクサンドル・ココリンとクラスノダールに所属するMFパベル・ママエフの2人が、同国政府職員などに暴行を加えたとして逮捕された。ロシア紙『ロシースカヤ・ガゼータ』などが伝えている。

 ココリンとママエフは、現地時間8日の朝にモスクワ市内で大暴れを演じた模様。テレビ局のドライバーに暴行を加えたのに続いて、モスクワ市内のカフェではロシア産業貿易省職員の男性に襲いかかった。ココリンがカフェの椅子を持ち上げて男性に向けて振り下ろす様子が防犯カメラの映像に捉えられ、SNSで拡散されている。

 ドライバーの男性はココリンとママエフを含む5人のグループが路上で騒いでいるのを咎めたところ、車から引きずり出されて暴行を受けたと伝えられている。鼻骨骨折と頭部の負傷により病院で治療を受けたという。

 カフェでも同様に、ココリンとママエフらのグループが騒いでいるのを注意したことが争いの発端になったとみられている。産業貿易省職員の男性もこの暴行で頭部などを負傷したとのことだ。

 ココリンとママエフは酔っていたようだとの証言もある。またカフェ店員の女性は、防犯カメラに映された暴行場面の映像の買収を持ちかけられたとも話している。両者は逮捕されたと報じられており、最大5年間の投獄の可能性があるとの報道もある。

 所属クラブのゼニトとクラスノダールは両選手の行為を非難。ゼニトは「本当にショッキング」だと述べ、ココリンに対する罰則を検討中だと声明を出した。クラスノダールはママエフとの契約解除を検討中だと述べている。

 現在28歳のココリンは2014年ワールドカップにも出場したロシア代表の主力だったが、今年3月の負傷によりロシアワールドカップ出場は逃した。30歳のママエフもロシア代表でのプレー経験があり、過去に所属したCSKAモスクワでは本田圭佑のチームメートでもあった。

【了】

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