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ファン・ウィジョ、韓国代表で1095日ぶりゴール。強豪ウルグアイ破り「自信あった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ファン・ウィジョ
韓国代表としてウルグアイ代表からゴールを奪ったガンバ大阪FWファン・ウィジョ【写真:Getty Images】

 韓国代表は12日、国際親善試合でウルグアイ代表に2-1で勝利を収めた。

 ロシアワールドカップベスト8、FIFAランキング5位。世界的な強豪にして、ルイス・スアレスとホセ・ヒメネスを除くほぼフルメンバーを揃えたウルグアイに勝利した韓国。この試合で先制点を挙げたのは、ガンバ大阪でプレーしているFWファン・ウィジョだった。

 66分、ファン・ウィジョはウルグアイのDFセバスティアン・コアテスにペナルティエリアで倒されファウルの判定。これで得たPKをソン・フンミンが一度外してしまうが、ファン・ウィジョ自ら抜け目なく詰めてゴールに押し込んだ。

 夏場から絶好調のストライカーだが、実はこれが1095日ぶりのA代表でのゴールとなった。韓国代表でのゴールは2015年10月、ちょうど3年前のジャマイカ戦で決めたものが唯一だった。

 やはり喜びは格別なようで、韓国メディア『ノーカット・ニュース』などは「強いチームと試合をし続けることで多くの自信を得た」と語るファン・ウィジョのコメントを伝えている。

 G大阪でプレーする26歳のストライカーは、この夏にオーバーエイジ枠を使ってアジア大会に参戦していた。U-23韓国代表を引っ張り、同大会で9ゴールを奪い得点王に輝く大活躍を見せて韓国の優勝に大きく貢献。この経験が、ファン・ウィジョに自信をもたらした。

「代表でのゴールがなく残念に思うこともあったが、所属クラブやアジア大会でいいコンディションを保ち、ゴールを決め続けていたので自信があった。アジア大会を経て自分は大きく成長した。自信を見つけることができ、A代表でゴールを決めることができた。この流れを維持することが重要で、今後もチャンスが来たらゴールを決めたい。ゴールがなくとも、攻撃の選手としての最大限のプレーをしていればいい結果が出るだろう」

 ファン・ウィジョのゴールの後、一度はマティアス・ベシーノに決められて追いつかれた韓国だったが、79分に元ヴィッセル神戸のMFチョン・ウヨンが追加点を挙げて勝ち越し。そのまま勝ちきった。

 勢いに乗る韓国代表は、日本代表に0-3で敗れたパナマ代表と16日に対戦する予定となっている。

【了】

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