ニューカッスルを率いるラファエル・ベニテス監督は、武藤嘉紀とサロモン・ロンドンの前線に期待を寄せている。指揮官のコメントを、英『クロニクル・ライブ』が伝えた。

　ベネズエラ代表のロンドンは、武藤と同じくこの夏にニューカッスルの一員となったアタッカー。しかし、太ももの負傷で9月末から離脱が続いていた。

　そのロンドンについてベニテス監督は、「彼はチームに入っている。完全な状態になるにはもう少し練習しなければいけないけれどね」とコメント。「彼の復帰は重要だ。我々にゴールをもたらしてくれたらうれしい」と述べている。

　ベニテス監督は、夏の補強の意図についても語った。「ロンドンの獲得はドワイト・ゲイル（ウェスト・ブロムウィッチにレンタル）の代わりだった。我々は武藤のようなスピードのある選手を獲った。我々は大きなストライカーを1人と、スピードのある選手を求めていたんだ」と話し、「ホセルとアジョセ・ペレスと競争させたかった」と述べている。

　指揮官は、これから前線が成熟していくと信じており、「我々は選手の獲得が早くなかった。だから時間が必要だったんだ」とコメントした。

　武藤が2試合続けて先発中で新天地への適応を進めている様子のニューカッスル。ロンドンが復帰すれば、夏にイメージした前線がそろうことになる。ここまで未勝利だが、27日のサウサンプトン戦で初白星をあげられるだろうか。

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