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片道33時間、歴史的一戦を見られず帰国…悲劇の日本人ファンが現地で話題に

text by 編集部 photo by Getty Images

ボカ・ジュニオルス
ボカ・ジュニオルスのサポーター【写真:Getty Images】

 南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス決勝を観戦するためブエノスアイレスを訪れながら、試合延期のため観戦できずに帰国を強いられることになった日本人ファンが現地メディアの取材を受け話題となっている。

 今季のコパ・リベルタドーレスでは、アルゼンチンを代表する2大クラブであり激しいライバル関係にあるボカ・ジュニオルスとリーベル・プレートが決勝に進出。決勝で両チームが激突するのは史上初であり、「歴史的スーペルクラシコ」として大きな注目を集めている。

 ボカのホームで行われる1stレグは、現地時間10日に開催が予定されていた。だが激しい雨の影響でピッチはプレー不可能な状態となり、試合は翌11日に延期されることが決定された。

 この試合を観戦に訪れていた一人の日本人男性が、試合を観ることなく帰宅を余儀なくされることになったとして注目を集めた。アルゼンチン『TyCスポーツ』がインタビューを行い、その事情について話を聞いている。

 18年間にわたってボカを応援しているという男性は、ブエノスアイレスまで片道33時間かけて渡航し、24時間滞在したあと帰国することを予定していたという。だが試合が延期となっても仕事の都合で帰国を遅らせることはできず、やむを得ず日本へ戻るとのことだ。2400ドル(約27万円)の旅費がかかったとも説明している。

【了】

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