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“南米頂上決戦”をアジアで開催か!? アルゼンチンから1万3306km離れたカタールで

text by 編集部 photo by Getty Images

コパ・リベルタドーレス
コパ・リベルタドーレス決勝2ndレグは再び延期に【写真:Getty Images】

 現地時間25日に開催が予定されていたコパ・リベルタドーレス決勝2ndレグのリーベル・プレート対ボカ・ジュニオルスの試合。開催場所がカタールの首都・ドーハになる見通しであると、28日に英紙『デイリー・メール』が報じている。

 事の発端は決勝2ndレグの試合前、“アルゼンチンサッカーのマフィア”とも呼ばれるバーラ・ブラバがチームバスを襲撃。割れたガラスで負傷する選手が出るなどの異常事態が発生し、試合の延期が決まっている。バーラ・ブラバというのは、欧州で言うところのフーリガンで、たびたび犯罪行為や選手や監督に対する脅迫行為を行なっており問題視されていた。

 今回、バーラ・ブラバは約300枚のチケットを買い占めており、並外れた価格で取引するなど悪影響をもたらしている。決勝2ndレグの1日前にバーラ・ブラバのリーダーの自宅に警察が家宅捜索に入り、20万7285ポンド(約3000万円)と約300枚のチケットが没収された。その復讐のため、チームバス襲撃事件を引き起こしたとされている。

 そして先日、延期試合をアルゼンチン外で開催するとの報道があった。同紙によると、延期試合は12月8日にドーハで開催される可能性が高いとのこと。距離にすると、当初開催が予定されていたアルゼンチンの首都・ブエノスアイレスからドーハまで8268マイル(約1万3306キロメートル)離れている。ドーハでの開催が難しい場合、12月9日にパラグアイで開催するオプションもあるようだ。

【了】

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