マンチェスター・ユナイテッドのチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、今週のチャンピオンズリーグ（CL）の試合で招集メンバーから外されたことで、移籍を決意したとみられている。英紙『デイリー・メール』が伝えた。

　今年1月にアーセナルからユナイテッドに加入したサンチェスは、リーグ最高額の週給35万ポンド（約5070万円）という高額報酬を得ながらも本領を発揮できず。公式戦18試合で3得点にとどまった昨季に続いて、今季は12試合でわずか1ゴールしか挙げられていない。

　プレミアリーグやCLで先発から外れる試合も増えていたが、27日に行われたCLのヤング・ボーイズ戦では招集メンバーにも含まれなかった。ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後に「サンチェスは負傷しているわけではない」と語り、戦術的理由でのメンバー外だったことを認めている。

　この指揮官の決定により、サンチェスはユナイテッドを離れることを決断したと伝えられている。「ユナイテッドとの契約に近い金額を支払える数少ないクラブのひとつ」であるパリ・サンジェルマンへの移籍に乗り気だという。

　ヤング・ボーイズ戦の欠場は負傷ではなかったようだが、その後サンチェスは29日の練習中にハムストリングを負傷したことがクラブから発表された。詳細についてはさらなる検査が必要だとされているが、週末のサウサンプトン戦への出場も危ぶまれる状況となった。

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