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W杯日本戦でもゴールのコロンビアMFが強烈決勝点。南米制覇の“英雄”に

text by 編集部 photo by Getty Images

フアン・キンテロ
リーベル・プレートのフアン・キンテロ【写真:Getty Images】

 コパ・リベルタドーレス決勝2ndレグの試合が現地時間9日にマドリードで行われ、リーベル・プレートとボカ・ジュニオルスが対戦。延長戦の末にリーベルが勝利を収めて南米王者となった。

 ボカのホームで行われた1stレグは2-2のドロー。続いて予定されていた2ndレグは、リーベルの過激サポーターグループがボカのチームバスを襲撃するという事件により延期された上、中立地のスペインで開催されるという異例の事態となった。

 2ndレグの試合は前半終了間際にボカが先制。だがリーベルも68分に同点とし、そのまま1-1で90分を終えた。2試合合計3-3で延長戦に突入した試合は、延長後半に入って2ゴールを奪ったリーベルに軍配が上がった。

 109分にリーベルの決勝ゴールを記録したのはコロンビア代表のMFフアン・キンテロ。ロシアワールドカップ初戦の日本戦でもFKからのゴールを決めていた25歳のMFはペナルティーエリア手前右側から強烈な左足ミドルを叩き込んだ。その活躍によりリーベル南米制覇の“英雄”として絶賛を集めている。

 アルゼンチン紙『オレ』では、キンテロに「10点」の満点評価をつけた。「コパ勝利に繋がる強烈な左足の一撃で才能を見せつけた」と決勝ゴールを絶賛している。自国コロンビアなどのメディアも「キンテロがリーベルのコパ・リベルタドーレス制覇の英雄に」と称えた。

 開催地スペインの『マルカ』紙も、交代出場で試合を変えたとしてキンテロを高く評価。「彼がピッチに入ったことでリーベルのプレーにリズムが与えられた。ゴラッソを挙げてマン・オブ・ザ・マッチに」と評している。

【了】

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