プレミアリーグのウェスト・ハムに所属するオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチに対し、中国スーパーリーグ（CSL）の上海上港と広州恒大が獲得オファーを出しているようだ。英紙『ガーディアン』などが伝えている。

　現在29歳のアルナウトビッチは2017年にストーク・シティからウェスト・ハムに加入し、昨季はプレミアリーグで二桁の11ゴールを記録。今季も16試合で7ゴールを挙げており、マンチェスター・ユナイテッドなどからの関心も噂されていた。

　しかし、この冬には中国移籍の可能性が浮上。昨季中国王者の上海上港が3500万ユーロ（約43億7000万円）のオファーを出していると報じられていたが、広州恒大も争奪戦に加わってきたと英メディアは伝えている。広州恒大は最新のオファーで4000万ユーロ（約49億9000万円）を提示したとされている。

　先週末のアーセナル戦で途中交代した際には、サポーターに別れを告げるような様子も見せていた。代理人を務める兄によれば、アルナウトビッチ本人は中国への移籍に乗り気だという。

　現地時間19日にはウェスト・ハムはボーンマスと対戦するが、アルナウトビッチはこの試合のメンバーから外された。マヌエル・ペジェグリーニ監督は、移籍を希望するアルナウトビッチが試合に集中できる精神状態にないと判断したとみられている。

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