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サウジ皇太子が5400億円でマンU買収? 英紙報道をサウジ側は否定

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッド【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドに対し、サウジアラビアの第一副首相などを務めるムハンマド・ビン・サルマーン皇太子からクラブ買収のオファーが届いていると英紙で報じられたが、サウジ側はこの報道を否定している。

 英紙『ザ・サン』は18日付で、ムハンマド皇太子がユナイテッドの経営権取得に向けた動きを強めており、来季までに新オーナーとなることを目指して38億ポンド(約5400億円)のオファーを提示していると報じた。現在のオーナーであるグレイザー家には基本的にはクラブ売却の意思はないものの、「断りきれないオファー」であるとの見方も伝えられていた。

 これに対し、サウジアラビア・メディア省のトゥルキ・アル・シャバナ大臣は公式ツイッターで報道内容を否定。「ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子がマンチェスター・ユナイテッドの買収を意図しているという報道は全くの虚偽だ」と述べた。

 ユナイテッドとサウジアラビア公的投資基金の間でスポンサー契約締結に向けた交渉が行われていたことは事実だと同大臣は認めつつ、「基金は提案を聞いたが、取引は具体化してはいない」と述べている。

 近年のユナイテッドは同じ町のライバルクラブであるマンチェスター・シティの後塵を拝しており、UAE資本のオーナーによるシティへの巨額投資がそれを支えている。サウジ側はユナイテッドに対してシティ以上の投資を計画しているとも伝えられていたが、現時点では実現することはないようだ。

【了】

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