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マルセロ、22歳新星とのポジション争いに苦戦。先発試合の結果は明暗くっきり

text by 編集部 photo by Getty Images

マルセロ、セルヒオ・レギロン
レアル・マドリーのマルセロとセルヒオ・レギロン【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのブラジル代表DFマルセロはここのところリーガエスパニョーラの試合で先発から外れ、22歳のDFセルヒオ・レギロンが起用される試合が多くなっている。両者のパフォーマンスがチームの成績に明確に反映されていることも話題となっている。

 マルセロは2006年にマドリーに加入し、“不動の左サイドバック”として数々のタイトル獲得に貢献してきた。だが昨年10月にトップチームデビューを飾ったレギロンが急速に頭角を表し、マルセロからポジションを奪いつつある。

 1月13日のベティス戦から、レギロンはリーガで5試合連続の先発出場。その間チームは5連勝を収めていた。だがマルセロが6試合ぶりに先発出場した17日のジローナ戦では、マドリーはホームで1-2の敗戦を喫する結果に終わった。

 レギロンはリーガでこれまで8試合に先発出場し、チームはその8試合で全勝を記録。一方、マルセロが先発した最近8試合の結果は1勝1分け6敗。両選手のプレーだけが勝敗を決めたわけではないとはいえ、あまりにもくっきりと明暗が分かれる形となっている。

 マルセロ自身もこのデータを認識した上で、戦い続ける姿勢を示した。自身とレギロンの先発した試合のチーム成績を伝えるSNS投稿に対して公式アカウントで返信し、「全部僕のせいだ! 続けていく」と自虐あるいは皮肉気味にコメントしている。

 昨夏マドリーを去ったFWクリスティアーノ・ロナウドの後に続いてユベントスへ移籍する可能性も噂されるマルセロ。苦しい現状から巻き返しを見せることができるだろうか。

【了】

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