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チェルシー守護神の交代拒否に監督激怒…試合後には「誤解だった」と説明

text by 編集部 photo by Getty Images

ケパ・アリサバラガ、マウリツィオ・サッリ
ケパ・アリサバラガとマウリツィオ・サッリ監督【写真:Getty Images】

 現地時間24日にカラバオ・カップ(イングランド・リーグ杯)決勝が行われ、PK戦の末にマンチェスター・シティがチェルシーを下して優勝を飾った。この試合の延長終了間際には、チェルシーのGKケパ・アリサバラガが交代を拒否したことが大きな騒動を引き起こした。

 試合は前後半をスコアレスで終え、延長戦も0-0のまま終了。その延長後半の終了間際に、負傷した様子のケパを交代させようとして、チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督が控えGKのウィリー・カバジェロを準備させた。

 だがケパは交代に応じようとはせず、ベンチに向けて大きく腕を振り上げてプレー続行を訴えた。サッリ監督は交代を要求し、会場は騒然とした空気に包まれる。最終的には主審が両者に確認を取り、ケパはピッチに残ることが決まったが、サッリ監督は怒りをあらわにし、ボトルを地面に叩きつけたあとベンチを去ってロッカールームへ向かおうとした。

 試合後には、この騒動は「誤解」によるものだったと両者が説明している。「大きな誤解だった。ケパは足がつってPK戦ではプレーできないと思ったが、実際には別の問題であり、プレーすることは可能だった」と監督の試合後のコメントを英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 サッリ監督は、ケパがプレーを続けられる状態だったこと自体は「彼が正しかった」としながらも、「彼の振る舞いは間違っていたと思う」と苦言。「誤解が問題を生む可能性もあると理解する必要がある」と語った。

 一方のケパも試合後にツイッターでこの一件について説明。「監督に従わないつもりは全くなかった。全ては誤解だったと思う」と述べ、プレー続行可否についての伝達に問題が生じていたと述べている。

【了】

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