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差別行為するなら試合中止も選択肢に。クラブ&代表チームの追放も…UEFA会長が明言

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長【写真:Getty Images】

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が人種差別行為について言及。発生した場合は試合中断・試合中止も選択肢にあることを明かした。2日に英メディア『BBC』が報じている。

 現地時間3月25日にEURO2020予選の試合が行われ、イングランド代表はモンテネグロ代表と対戦し5-1の勝利をおさめた。この試合で、イングランド代表の18歳FWカラム・ハドソン=オドイに対し、モンテネグロ代表のサポーターが差別的なチャントを歌い、ライターを投げつける行為を行なっていた。このような人種差別行為は特に欧州で横行しており、UEFAも頭を悩ませている。

 UEFAのチェフェリン会長は人種差別行為が行われた場合に試合中断・試合中止が選択肢にあることを明かした上で「「試合が中止された瞬間、または中断された瞬間。スタジアムにいる90%の普通の人々が、馬鹿な行為を行なった者の尻を蹴ることになるだろう。今は2019年だ。100年前の話ではない」と語った。続けて「それでも慢性的に行われた場合、クラブチームや代表チームを大会から追放することも出来る。全てが可能だ。しかし、それは最後の手段」ともコメントし、最悪の場合を想定していることも明かした。

【了】

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