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心臓発作のカシージャス、最悪の事態は回避も…このまま現役引退か

text by 編集部 photo by Getty Images

イケル・カシージャス
イケル・カシージャス【写真:Getty Images】

 心臓発作で病院に緊急搬送された37歳の元スペイン代表GKイケル・カシージャス。命に別状なしとのことだが、このまま現役引退するかもしれない。1日にスペインメディア『ラジオ・フォーミュラ』が報じている。

 ポルトガル1部のポルトに所属するカシージャスは水曜日の練習中に心臓発作を起こし突然倒れた。急性心筋梗塞のため病院に搬送された後、CUFポルト病院に入院することに。容態は安定しており、命に別状なしとクラブは発表している。しかし、事態は深刻だ。

 同メディアは、心不全クリニックの責任者であるヘクトル・ガルバン医師の見解を掲載している。同医師は「心臓のリハビリテーションは通常1ヶ月から2ヶ月ほどかかる。多かれ少なかれ心臓発作による損傷があるとき、激しい動きのあるスポーツに戻れる人は極稀だ。心臓発作を発症すると、もはや過酷な活動をすることは出来ない。日常生活には問題ないが、ドクターストップがかかれば過酷な活動はもう無理だろう」と語った。

 カシージャスは2015年7月からポルトに在籍するチームの絶対的守護神。今季は公式戦42試合に出場していた。過去にレアル・マドリーでプレーした経験もあり、リーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇など様々なタイトル獲得に貢献している。

 また、スペイン代表としては通算167試合に出場しており、ワールドカップに4度参加したことで知られる世界的なゴールキーパーだ。ポルトとは2020年6月まで契約を残していたが、もうピッチでプレーすることはないかもしれない。

【了】

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