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武藤嘉紀の1年目は「悔しいシーズン」と地元紙。最終節でアピールなるか

text by 編集部 photo by Getty Images

武藤嘉紀
ニューカッスルの武藤嘉紀【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグの今季最終節となる第38節の試合が現地時間12日に行われる。ニューカッスルに所属する日本代表FW武藤嘉紀は、最後に出場機会を得てアピールすることができるだろうか。

 地元紙『イブニング・クロニクル』は、最終節のフラム戦に向け、出場するチャンスを与えられたとすれば力をアピールすべき選手として5人をピックアップ。その中の一人として武藤も含めている。

 今季の武藤については、「イングランドでの1年目は悔しいシーズンだった」と総括。十分な出場機会を得られず、少ない時間の中で十分に力を発揮することもできなかったと評した。

 マインツから今季ニューカッスルに加入した武藤は、開幕当初は交代出場が続いたあと、第8節のマンチェスター・ユナイテッド戦では初先発で初ゴール。だがそれが現時点で今季唯一の得点となってしまっている。

 11月以降は交代出場の機会すら乏しくなり、ここまで今季の出場は15試合。先発は5回のみで、プレー時間は合計500分にも満たない。地元紙は、加入当初に英語の習得やラファエル・ベニテス監督の戦術への適応に苦戦したこと、他の選手の活躍などを理由に挙げている。

 だがニューカッスルとの契約はまだ3年間残されており、「1年目はまだ適応期間に過ぎなかったと証明するチャンスはある」とポジティブな見通しを強調。その一歩として、おそらく交代での出場が見込まれるフラム戦で好パフォーマンスを見せて来季に繋げることが期待されている。

【了】

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