
スタジアム全席がレールシートに【写真:ウルブス公式のスクリーンショット】
ウルバーハンプトン・ワンダラーズ(愛称:ウルブス)が14日、プレミアリーグのクラブで初めて、スタジアム全席をレールシートに変更すると発表した。
レールシートとは、開閉式となっている座席のことで、普段は安全柵に埋め込まれた形になっている。立ち見席として利用する場合は下さず、欧州サッカー連盟(UEFA)のように立ち見席が禁止されている場合は、座席を下すことで収容人数を確保することが出来る。飛び跳ねるファンが多いスタジアムでは、安全に配慮したスタンドとも言えるだろう。
ブンデスリーガやスコティッシュ・プレミアシップでは、すでにいくつかのクラブがレールシートの導入を進めており、トッテナムの新スタジアムもそれに追従している。ただし、スタジアム全体をレールシートに変更するプレミアリーグのクラブはウルブスが初めてだ。シーズンチケット所有者にアンケート調査を行なったところ、97%がレールシート変更に賛成したという。今年の夏に工事を行い、2019/20シーズンから使用される見込み。
ウルブスは“昇格組”のクラブながら、今季プレミアリーグで7位につけた。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドなどの上位クラブに勝利し、大きな話題を呼んでいた。
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