イタリア、練習はバスで“カテナチオ”。巨漢FWは日本戦必勝を誓う「1位で突破したい」【U-20W杯】

2019年05月28日(Tue)20時03分配信

photo Wataru Funaki
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ジャンルカ・スカマッカ
練習を終えて取材に応じるU-20イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ【写真:舩木渉】

 FIFA U-20ワールドカップ2019のグループリーグ最終戦を翌日に控えた28日、U-20イタリア代表がポーランド・ビドゴシュチ近郊でU-20日本代表戦に向けて練習を行った。

 報道陣に公開されたのは冒頭15分のみ。だが、21人の選手のうち20人しかグラウンドに現れず。その中でも2試合連続で左ウィングバックとして先発出場していたアレッサンドロ・トリパルデッリはウォーキングとジョギングのみの別メニュー調整で、日本戦欠場が濃厚のようだ。

 15分を過ぎると報道陣は敷地外に出されたが、しばらくは遠巻きに練習を眺めることができた。しかし、突然敷地内に止められていたチームバスなどの車両が動き出し、ピッチとフェンスの間に縦列駐車。巨大なバリケードを設ける鉄壁の“カテナチオ”で報道陣の視界を遮った。わずかに見えた片付けの様子からは、セットプレーなどの確認を行った模様だ。

 イタリアはすでに2連勝で決勝トーナメント進出を決めている。だが、情報は漏らさず、選手たちもさらなる勝利にこだわりを持っている。練習後に短く取材に応じたFWジャンルカ・スカマッカは「日本は素晴らしいチーム。一体になって、いい試合をしてきている」と次なる相手の印象を語り、「決勝トーナメント進出は決まっているが、僕たちはグループ1位で突破したい。日本に1位は渡したくない。僕たちは毎試合そういう気持ちで戦っている」と日本戦必勝を誓った。

 憧れの選手はインテルやミラン、ユベントスなどで活躍した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチだというスカマッカ。今大会は2試合連続先発出場で、195cmの長身と恵まれたフィジカルを活かした精度の高いポストプレーをこなしながら2アシストを記録している。実際のプレーはイブラヒモビッチというより、元イタリア代表のFWルカ・トーニに近い。

「僕は毎試合、どんなチームにも勝利するためだけに戦っている」と語る巨漢ストライカーは、出場すれば影山雅永監督率いるU-20日本代表にとって大きな脅威になるはず。もしグループ2位突破の場合は決勝トーナメント1回戦で圧倒的な強さを見せている優勝候補のポルトガルと対戦する可能性が高くなるだけに、イタリアとしてもグループ首位の座は譲れないはずだ。

 システマチックな戦術で手堅く勝利を重ねてきた欧州の強豪に対し、日本は勝機を見出せるだろうか。

(取材・文:舩木渉【ポーランド】)

【了】

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