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父急死を乗り越えマンUと正式契約「この経験を共有出来ないのは悲しいけど…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ダニエル・ジェームズ
ダニエル・ジェームズ【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドが12日、スウォンジー・シティに所属する21歳のウェールズ代表MFダニエル・ジェームズを獲得すると正式に発表した。契約期間は5年間で、1年間の延長オプションがついている。

 本来であれば、もっと早く移籍発表される予定だった。しかし、5月22日にジェームズの父親が60歳で急死。父親は病気を患っていたものの、家族の誰もが急死することを予想していなかったという。ジェームズはウェールズ代表に招集されていたが、突然の訃報を聞いてチームから離脱した。亡くなった父親と対面する時間や家族と過ごす時間を与えるため、ジェームズに配慮してユナイテッドが発表を先延ばしにしたとされている。

 ジェームズはユナイテッドのオフィシャルサイトを通じて「今日は、僕の人生にとって最高の日の1つとなった。挑戦を本当に楽しみにしている。プレミアリーグは世界最高のリーグであり、マンチェスターユナイテッドは僕がプレーヤーとして発展し続けるのに最適な場所だ。僕と家族にとって非常に誇りに思う瞬間でもある。しかし、父親が僕たちと一緒にこの経験を共有出来ないと思うと悲しい」とコメント。喜びと悲しみが混ざった会見となった。

【了】

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