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ブッフォン、ユベントス再加入で複数の大記録にチャンス。セリエA最多出場など

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャンルイジ・ブッフォン
ジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】

 元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、古巣であるユベントスへの再加入が決定したことで、一旦は不可能になったかに思われた複数の記録に再挑戦できるチャンスが生まれる状況となった。伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 現在41歳のブッフォンは昨年夏に17年間在籍したユーベを退団し、パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍。そのPSGを1年で離れ、ユーベに復帰することが4日に発表された。現役最後の1年間を過ごすことになるとみられている。

 ブッフォンはユーベおよびその前に在籍していたパルマでセリエA通算640試合に出場。あと7試合に出場すればパオロ・マルディーニ氏が保有するリーグ最多記録の647試合に並び、8試合に出場すれば単独最多となる。

 また、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏が持つユーベでのセリエA最多出場記録(478試合)にもあと6試合差に迫っている。一方、同じくデル・ピエロ氏が保有するユーベでの公式戦通算出場記録(705試合)とはまだ49試合の差があり、こちらは更新は難しそうだ。

 ブッフォンはユーベで9回のセリエA優勝を経験しており、これはすでにリーグ単独最多記録。あと1回優勝を達成できたとすれば、イタリアで史上初めて10回のリーグ優勝を成し遂げた選手となる。

 さらにブッフォンは、ユーベでの悲願としていたチャンピオンズリーグ(CL)初優勝にも再び挑戦することができる。決勝に出場したとすればディノ・ゾフ氏の持つ最年長出場記録(41歳86日)、優勝したとすればマルディーニ氏の持つ最年長優勝記録(38歳331日)を上回る。

 ブッフォンはユーベでGKヴォイチェフ・シュチェスニーのバックアップを務めるつもりであることを明言している。だがチーム状況などによってある程度の出場機会を得る可能性はあり、記録更新のチャンスもあるかもしれない。

【了】

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