スペイン紙『マルカ』は、レアル・マドリーのBチームであるレアル・マドリー・カスティージャが2部昇格に向けて強力なメンバーを揃えているとして、その最注目選手の一人に日本代表MF久保建英を挙げている。

　久保はFC東京からマドリーへ移籍し、カスティージャに登録されることが先月発表された。スペインメディアからも大きな注目を集めつつ出場したコパ・アメリカ2019（南米選手権）でも好プレーを見せ、国際的に評価を高めている。

　カスティージャは2014年にセグンダB（3部相当）に降格して以来、2部復帰を悲願として戦い続けている。クラブのレジェンドであるラウール・ゴンサレス氏が新監督に就任する2019/20シーズンも、その目標に向けて「スーパーチーム」を築きつつあるとスペイン紙は伝えている。

　その中でも特に注目すべき選手が2人いるとして、一人目に挙げているのが久保だ。久保は「完全にカスティージャの選手」ではあるが、プレシーズン期間にはジネディーヌ・ジダン監督率いるトップチームの一員として北米遠征に向かう見通しであるとも伝えている。

　もう一人は18歳のブラジル人FWロドリゴ・ゴエス。4500万ユーロ（約55億円）という巨額の移籍金で加入したロドリゴは基本的にはトップチームの選手だが、状況次第ではスペインサッカーへの適応などのためカスティージャでプレーすることもあると予想されている。

【了】